『アメイジング・グレイス』

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最近は「アメイジング・グレイス-What color is your attribute?-」というVisual Novelを夜な夜なプレイしていた。まだAfter Story見てないので正確にはプレイ中。

某有名レビューサイトでも、なかなかの高評価だったのと、絵画を始めとする美術がテーマというところに惹かれて始めたら、期待以上にストーリーは面白くて、それこそ気付いたら朝を迎えてしまうくらいだった。

この手のVisual Novelのレビューだと、「伏線回収が…」みたいな技巧的な話が評価されていることが多くて、いつも意外に感じる。自分はそれよりも「技巧を駆使して伝えたかったメッセージは何か」が気になる。本作品でも、一例としては「芸術とは何か?」ということを登場人物が考えている姿を通じて、プレイヤーにも同じ問いかけを伝えているように思う。設定も面白かったし、良いテーマだった。

ここ数年でプレイしたVisual Novelとして、「ISLAND」「ひまわり -Pebble in the Sky-」「ATRI -My Dear Moments-」は相当引き込まれた。「ISLAND」と「ひまわり」は展開が面白かったし、シナリオライターのごぉ氏に世界はどう映っているかを感じられる作風なのが良かった。「ATRI」はシナリオはほぼ一本道で特段意外性も無いけれど、心洗われるような世界観・CG・登場人物と、それにぴったりの綺麗なsound trackで、ずっとこの世界に浸っていたいと思った。

「アメイジング・グレイス」もなかなか良かったけど、この作品に限らずR18シーンは蛇足に感じる。ストーリーの続きが気になっているときに「あっ」とか「んっ」とか言う文字を沢山見させられると興醒め。テンポ悪くなる。「ヒロインといい感じになったときのBGM」は好みなんだけど、ちょっとイチャつくくらいで十分。

最近のSteamでも売っているVisual Novelだと、制作元?で配布されているR18パッチを適用するかどうかで切り替え可能なものもあるんだけど、元々R18だったものの場合、「省略しました感」がすごくて気になることも多い。やっぱり元から全年齢向けなのが違和感なくていい。

話を戻すと、アメイジング・グレイスは有名な絵画がいくつもストーリーの中で出てきて、中には美術館で実物を見たものもあって感慨深かった。新型コロナ以前のような、有名な作品を日本の美術館で見られる日が待ち遠しい。

 

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